どうせ家を建てるならなら、かっこいい外観の家を建てたい!そのためにも外観の基礎知識を知っておこう|東大阪の分譲住宅なら城戸産業

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2023.10.31 分譲地関連家づくりコラム不動産仲介

どうせ家を建てるならなら、かっこいい外観の家を建てたい!そのためにも外観の基礎知識を知っておこう

2023.10.31
分譲地関連家づくりコラム不動産仲介

「マイホームを建てるなら、こんな家にしたい!」という夢は誰にでもあるものですが、間取りや内装に関するイメージはしっかりあっても、家の外観に関しては具体的なイメージが特にない……という方は多いようです。

しかし外観は、まさに家の第一印象を決める「顔」!

せっかくマイホームを建てるなら、かっこいい外観にしたいものです。

そこで今回は、外観の印象を大きく左右する、屋根と外壁の基礎知識についてご紹介します。

 

外観作りのための基礎知識その1「屋根の形」

 

一言で屋根と言っても、実は様々な種類があります。
屋根の形状には、主に下記のようなものがあります。

 

切妻(きりつま)屋根

切妻屋根は一般的な住宅によく見られる三角屋根です。
比較的コストパフォーマンスがよく雨漏りのリスクも少ないので、採用されているお宅も多いですよね。

屋根裏のスペースを広く取れるので、換気性が良く、屋根裏収納や、ちょっとした趣味のためのスペースも作りやすいという特徴があります。

その一方で「妻側」(屋根に覆われていない、三角の形なっている部分)は直射日光や雨風にさらされやすい分、外壁が劣化しやすいという注意点もあります。

 

寄棟(よせむね・よりむね)屋根

寄棟屋根は、屋根の中心に棟があり、そこから四方に下がる形状の屋根です。
切妻屋根と違い全方向からの紫外線や雨風を防ぐことができます。

なお以前は切妻屋根と比べて寄棟屋根は換気性が良くないと言われていましたが、現在は妻側に通気窓は取らず、通気金物で施工するため差はありません。

 

方行(ほうぎょう)屋根

方行屋根は、屋根の一箇所を頂点にそこから四方に下がる四角錐状の屋根です。

正方形に近い形の家で採用されやすい屋根です。日本では正方形の家自体が少ないため、住宅ではあまり見かけませんが、神社仏閣でよく採用されている形状です。

全方向からの紫外線や雨風を防ぐので外から劣化はしにくいですが、内部に湿気がたまりやすいため内側からの劣化に注意が必要です。

 

差し掛け屋根

差し掛け屋根は、左右が段違いになっている形状の屋根です。1階部分が2階に比べて広い家に多く見られます。

屋根と屋根の間の外壁に窓を設置することで、明るい家づくりをすることが可能。

また、耐風性に優れているのも差し掛け屋根の特徴で、風の強い地域にはおすすめですがその一方で、下側になっているほうの屋根の雨漏りのリスクが高いというデメリットもあります。

 

入母屋(いりもや)屋根

入母屋屋根は日本瓦と相性が良い日本家屋によく見られる形状の屋根です。

全方向からの紫外線や雨風を防げるため外部から劣化しにくく、換気性にも優れているので内部からも劣化しにくいのですが、形が複雑なためコストは比較的高めです。

 

腰折(こしおれ)屋根

腰折屋根は、切妻屋根が途中で膨らんで折れているようになった形状の屋根です。丸みを帯びた可愛らしい印象になります。

 

片流れ屋根

片流れ屋根は一方にのみ傾斜する1枚屋根のことです。

コストが安く、仕上がりがオシャレであることから最近増えています。

デメリットとしては雨漏りしやすいと言われることもありますが、屋根ルーフィングと壁の防水シートをしっかりと施工すれば問題はありません。

 

陸(りく・ろく)屋根

陸屋根は平らな形状の屋根です。

傾斜がなく水が溜まりやすいため、排水や防水の工夫が必要です。
陸屋根は屋上スペースを有効に使えるので屋上菜園を楽しみたい方などにおすすめです。

 

外観作りのための基礎知識その2「外壁の種類」

 

外壁にはいくつかの種類があり主に、下記の7つが主流となっています。

 

サイディング

サイディングとは板状の外壁材の総称です。
工場で生産されるため品質が安定しており施工が簡単なのが特徴です。
サイディングには以下の4種類があります。

【窯業系サイディング】

近年建てられる住宅の7〜8割のシェアを占めると言われているのが、この窯業系サイディングです。

色柄が豊富で施工しやすく機能性も高い、そしてコストパフォーマンスにも優れた窯業系サイディングは、城戸産業でもメインで使用している外壁です。

7〜10年周期のメンテナンスが必要です。

【金属系サイディング】

ステンレス鋼板ガルバリウム鋼板アルミニウム合金などの金属板を加工・成形し、断熱材で裏打ちした外壁材です。

メンテナンス周期が長く浸水ひび割れ凍害がない一方でサビに弱いのが特徴です。

10年前後を目安にしたメンテナンスが必要です。

【樹脂系サイディング】

塩化ビニール樹脂が使用された樹脂系サイディングは、紫外線や雨風による劣化が少なく、耐久性に優れ、非常に軽量(窯業系サイディングの約1/10)です。

欧米では約50%のシェアを誇りますが、日本国内では単色のカラーバリエーションが少ないことや耐火性能がないことから、あまり普及していないのが現状です。

10〜20年周期のメンテナンスが必要です。

【木質系サイディング】

素材に無垢の木材を使用しているのが木質系サイディングです。

木材と言われると、強度や耐火性能に不安を感じられる方も多いかもしれませんが、近年は無垢の木材に不燃処理が施されており、防火性や耐火性、耐久性がアップしています。

また断熱性にも優れています。

その一方で水による腐食や変色には弱いので、塗膜が劣化する前に定期的な塗り替えが必要です。

7〜10年周期のメンテナンスが必要で、メンテナンスコストが他の外壁材よりも割高です。

 

インテリアコーディネーターが教えるサイディングに関する豆知識

Q.
サイディングの継ぎ目(シーリング材)を目立たせないためのコツは?

A.
シーリング材は3m間隔で継ぎ目に入ります。

外壁が仕上がった時、この継ぎ目が気になる……という方が多いのですが、これを目立たなくするコツは、サイディング材に縦柄のもの、格子柄のものを選ぶこと。

そうするとシーリング材が目立たなくなります。

Q.
外壁の色使いのポイントは?

A.
実は建物の形によって、合う色と合わない色があるので、設計士、またはコーディネーターとよく相談するのが最善です。

外壁の色は2色くらいまでが無難でしょう。
ちなみに少し前の流行は黒でしたが、最近は圧倒的にグレーが多い傾向にあります。

Q.
黒っぽい外観で家の中が熱くなったりしないの?

A.
暗い色は熱を吸収しやすいので、黒っぽい色の外壁を採用したら家の中が熱くならないのか?と疑問に感じる方も多いと思います。

しかし最近はサイディング材の性能自体が良くなってきているので、色によって家の中の温度が影響されることは、ほぼありません。ご安心ください。

 

モルタル外壁

30年ほど前まで日本の住宅の外壁はモルタルが主流でした。

モルタルの材質は砂とセメントと水を合わせたものです。
サイディング材のように継ぎ目がないので劣化しにくく、耐火性・耐久性が高いことが特徴です。

職人の手作業で仕上げられる場合が多いので、自由度が高く、仕上がりも多彩である一方、職人の技術や施工管理によって出来が大きく左右されるという面もあります。

5〜10年周期のメンテナンスが必要です。

 

タイル外壁

タイルは耐久性が非常に高い外壁です。
紫外線や雨風の影響を受けにくく、正しく施行されれば20年〜30年以上の耐久性を期待することができます。

ただし「深目地」のタイルの場合は、目地部分に雨水が溜まり、外壁の下地にまで水分が浸透し、劣化が早くなってしまうので注意が必要です。

メンテナンスの周期は10〜15年です。

 

ALC外壁

ALCは「軽量気泡コンクリート」とも呼ばれるコンクリートの一種です。
とはいえ、重量はコンクリートの1/4程度。
軽量で耐震性に優れ、50年の耐久性があると言われています。

断熱性も高いので「冬は暖かく夏は涼しい家」を実現できます。
また、耐火性にも優れており、炎や熱にさらされても有害物質が発生しません。

一方で、吸水性が高いため防水性はほとんどありません。
そのため塗装による外壁表面の保護や、メンテナンスは必須です。

高機能であるため他の外壁材に比べてかなり高価でもあります。

10〜15年周期のメンテナンスが必要です。

 

外観作りのための基礎知識その3「ランニングコスト」

 

屋根や外壁を決める際、形やデザイン、コストについて考えるのはもちろんですが、10〜15年ごとに必要になってくるメンテナンスについても考えておく必要があります。

初期費用が安くても頻繁にメンテナンス費用が発生するなら、結果的にトータルコストが高くつく、ということもあります。

特に家の外側の部分は、紫外線や雨風に直接さらされるので、定期的なメンテナンスが必須です。
メンテナンスの周期やコストを予めしっかり確認しておきましょう。

 

気になることは率直にプロに相談!

 

家づくりは、間取り、内装、外装、外構、設備、インテリアなど、決めなくてはならないことがあまりにもたくさんあります。

しかも、ここまでご紹介した通り、屋根の形や外壁の種類だけでも、さまざまな種類・用途・特性があります。

それらを全て把握して、自分にとっての最適解を自力で探し出す、なんてほぼ不可能ですよね。

だからこそ、マイホーム作りでは専門家のアドバイスを最大限に活用しなければなりません。

より的確なアドバイスを受けるためには、「ご自身がどんなライフスタイルを希望しているのか?」「新しく建てたマイホームでどんな暮らしをしたいのか?」を、なるべく詳細に設計士やインテリアコーディネーターに伝えて、遠慮なく相談するのが近道です。

お施主様の「理想の暮らし」の解像度が上がれば上がるほど、アドバイスも的確になっていくでしょう。

そのためにも家づくりをする際は、どんなことも遠慮なくスタッフに相談してください。

時々、「相談したいことや疑問が浮かんでも、営業さん、設計士さん、インテリアコーディネーターさんの誰に相談していいか迷ってしまう……」というお声をいただくことがありますが、城戸産業の場合はスタッフ間でしっかりと情報を共有するようにしているため、誰にご相談いただいても大丈夫です。

城戸産業ではご契約いただいたお客様とのコミュニケーションアプリ「myhm」(住まいづくり専用のLINEのようなイメージ)を導入しておりますので、そちらもご活用ください。

必ずご満足いただけるご提案ができるよう、力を尽くします。
安心して、何でもご相談くださいませ。