新築住宅の「やっておけばよかった!」ポイントを押さえて、後悔しない家づくりをしよう!|東大阪の分譲住宅なら城戸産業

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2023.12.28 分譲地関連家づくりコラム

新築住宅の「やっておけばよかった!」ポイントを押さえて、後悔しない家づくりをしよう!

2023.12.28
分譲地関連家づくりコラム

「せっかくマイホームを建てるなら、できるだけ後悔のない家にしたい」

これは家づくりをするにあたって、誰もが願うことですよね。そして、その願いを実現するために必要なことは、実際に家を建てた人たちのリアルな経験談(特に失敗談)から学ぶこと。

というわけで、今回は新築住宅のよくある「やっておけばよかったこと」についてご紹介します。

 

収納

 

「収納が少なかった…もっと収納計画を練ればよかった」

という後悔は多いようです。

住宅の適切な収納率(総床面積に対する収納面積の割合)は大体10〜15%前後と言われることが多いですが、持ち物の数にはかなりの個人差があります。

収納が少なすぎると「物が溢れて片付かない」「後付けの収納を用意するのが手間」といったデメリットがありますし、逆に収納が多すぎるとデッドスペースが増えてしまいます。

どのくらいの収納率で収納を作るのか、家族みんなの持ち物の数としっかり相談して決めましょう。

ちなみに、作っておくと便利な収納スペースには以下のようなものがあります。

土間ウォークイン

土間ウォークインは、いわゆる玄関収納や土間収納、シューズクローゼットと呼ばれる、土足で出入りできる玄関に隣接した収納です。

家族全員の靴をたっぷり収納できるだけでなく、アウターやバッグが収納できるタイプの土間ウォークインにすることで、室内にウイルスや花粉を持ち込まずに済むといったメリットもあります。

また、アウトドア用品や園芸用品、ゴルフバッグやスーツケースのような、室内に仕舞うには少し抵抗がある…というアイテムの収納にも便利。

もちろん子育て世代には、ベビーカーや三輪車などの嵩張るアイテムの収納場所としても重宝されます。

パントリー

最近はシステムキッチンそのものの収納力もアップしてきているため、ご家庭によっては必ずしもパントリーが必要ではないかもしれませんが、キッチンはどうしても物が増えやすい場所です。

大容量のパントリーは、キッチンをきれいに保つための強い味方。食品や日用品のストックの他、災害への備えを備蓄するスペースとしても活用できます。

各居室の収納

収納作りのコツは、大きな収納を1箇所にどんと作るのではなく、適切な場所に適切な大きさの収納をそれぞれ作ることです。

そういう意味でも、各部屋にそれぞれ収納を設けるのがおすすめです。

 

コンセント位置と数をもっと考えれば良かった

 

コンセントの位置や数は、家を建てるときお施主様が一番悩まれるポイントのひとつです。

後になって「つけておけば良かった……」と後悔しがちなポイントは、

・玄関と廊下
・パソコン周り

の2点です。廊下は特に盲点で「居室のコンセントからでは長さが足りず、毎回、延長コードを使って掃除機をかけなくてはいけない」なんてことになると、結構ストレスが溜まります。

玄関も「靴乾燥機を使いたい」「ちょっと関節照明を足したい」と思った時に、コンセントがないと地味に不便です。

パソコン周りには、かなりの数のコンセントが必要になるので、あらかじめ必要な数をきちんと把握しておきましょう。

炬燵や扇風機といった季節の家電を使われる場合は、そのためのコンセントも忘れずに。

 

間取りをもっと考えれば良かった

 

時代によって流行りの間取りはありますが、必ずしも流行っているものが全てのお施主様にマッチするわけではありません。

例えば、ここ数年は「リビング階段」を採用されるお施主様がとても多いですが、実は「リビング階段」は、かなり向き不向きがある間取りです。

2階に上がるために必ずリビングを通らなければならない、ということは、親子のコミニュケーションの機会が自然と増える一方で、

・来客中でも子供がリビングを通らざるを得ない
・子供の友達が来たら、パジャマなどのラフな姿でいる時でも顔を合わせざるを得ない

といった状況も生まれます。お仕事上の来客が多い方や、家では裸族! という方には、リビング階段は不向きな間取りです。

また、リビング階段は冷暖房効率がどうしても落ちるので、その対策(例・階段前に扉を設置する等)も必要です。

子供の成長やライフステージの変化に応じた可変性を持たせれば良かった

お子さまの成長やライフステージの変化に応じて、適した間取りは変わってきます。

例えば、お子さまが小さい間は個室は必要ないかも知れませんが、ある程度成長すると、やはりプライバシー確保のため、個室を用意しなければならなくなります。

しかし、お子さまが独立した後に細かく区切った空間がたくさんあっても、あまり使い道がありません。

間取りを考える時は、そんなお子さまの成長やライフステージの変化に応じて、部屋を増やしたり(区切ったり)、ひとつの空間に戻したりできるようなフレキシブルな空間づくりがおすすめです。

また、老後に階段の上り下りがキツくなってきた時に備えて、水回りを全て一階に集約するなど「最悪、1階だけでも生活が完結できる状態」にしておく方もいらっしゃいます。

 

緩勾配階段やバリアフリーにしておけばよかった

 

「家の中に段差がたくさんある」
「階段が急勾配」
「1日に何度も階段の上り下りをしなくてはならない」

という家は、若い間は良くても、高齢になると、かなり暮らしにくく危険です。

老後も安心して暮らせる家にするためには、階段を緩勾配にする、なるべくバリアフリーな造りにする、廊下などは将来的に手すりをつけられるよう、少し広めに作るなどの工夫を取り入れておくと安心です。

 

断熱性能や遮音性能について、もっと吟味すれば良かった

 

断熱性能や遮音性能は目に見える部分ではないため、建てた後になって「もっとこだわっておけば良かった」と後悔する方が多い部分です。

機密性の高い鉄筋コンクリートのマンションから一軒家に引っ越すと、その寒さに驚くことも珍しくありません。

発注しようと思っているハウスメーカーが、どのような工法を採用しているのか、事前にしっかり調べておきましょう。もちろんモデルハウスや完成見学会など、実際の建物をチェックする機会があれば、そちらも見ておくのもおすすめです。

 

窓の位置を数をもっと考えれば良かった

 

家を建てた後に意外とよく聞くのが「こんなに窓は要らなかった」という後悔です。

確かに窓が増えれば増えるほど耐震性は落ちますし、外からの視線を遮る工夫も必要になります。また、実は窓が多ければ明るいというわけでもありません。明るすぎると、それはそれで不便なこともあります。

お部屋の用途、お好みの部屋の明るさなどを設計士によく相談しましょう。

 

ベランダに水道をつければ良かった

 

「マイホームを建てたら、広いベランダでBBQやベランピングを楽しみたい!」

「ご近所の視線を気にすることなく、子供をプールで遊ばせてあげたい」

「ベランダで家庭菜園を楽しみたい」

そんな夢をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
もし、それを前提でベランダを広く取るなら、そこに水栓を設置することをおすすめします。

言わずもがな、プールや水やりのための水を1階から2階に運ぶのが大変だからです。

更に、ベランダでBBQやベランピングをしたい場合は、2階にLDK、もしくはミニキッチンがないと厳しいかも知れません。
1階で準備した食材や料理を2階に運ぶのも、食べ終えた食器類を1階に運ぶのも、実は結構大変な作業です。

大変だなと感じることは自然としなくなるので、結局、せっかく広いベランダを作っても、ほぼ活用することがなくなってしまいます。

 

家づくりで後悔しないための3つのポイント

 

ポイントその1「打ち合わせで要望をしっかり伝える」

家づくりで後悔しないためのポイントとして最も重要なことは、打ち合わせ時にやりたい事や要望、ご自身のライフスタイルなどをしっかりとハウスメーカーに伝えることです。

予算には上限があるため、全ての要望が叶うとは限りませんが、全てを出し切ることで優先順位が見えてきたり、要望の中にも矛盾するものがあることが分かったりします。

例えば「リビング階段にしたい」というご要望と「プライベートでは常にリラックスした姿で過ごしたい」というライフスタイルは矛盾していますよね。

「吹き抜けを作って開放感ある家にしたい」というご要望と「冷暖房効率を上げて光熱費を節約したいというご要望もやはり矛盾です。

そうした矛盾が見つかった時、では自分が優先したいのはどちらの要望なのか? をひとつ一つ考えていくことで、本当の優先順位が見えてきて、ご要望もスッキリ整理することができるのです。

ポイントその2 地域密着のハウスメーカーを選ぶ

家づくりを依頼するハウスメーカーは、できるだけ地域密着型の会社を選ぶのがおすすめです。

家は建てたらそれで終わりではありません。その後もメンテナンスや設備の修理・交換などが必要です。

いざ、家の設備が寿命を迎えた、故障した、メンテナンスが必要になった、という時、「どこに連絡すれば良いのか分からない」なんてことになったら、なんとも心許ないですよね。

アフターサービスやメンテナンスまで含めて、長く付き合っていけるハウスメーカーを選びましょう。

ポイントその3 モデルハウスなどそのハウスメーカーが建てた実際の家を見る

そのハウスメーカーの建てた家がどんなものなのかを知るには、モデルハウス見学や完成見学会などで、実際に建物を体感してみるのが一番です。

特に、断熱性能や遮音性能、廊下や階段の広さなどは、図面や写真を見てもなかなか実感できません。

多少面倒でも、どこかの段階で実物を確認しておきましょう。

 

自由度の高い家づくりができる会社を選ぼう

 

家づくりのよくある後悔をアレコレとご紹介してきましたが、結局のところ、人の暮らし方が千差万別であるように「納得できる家の形」も人それぞれです。

それぞれの「納得できる家の形」を追及するためには、個々のご要望に応えることができる自由度の高さは必須。

しかし、「自由設計」「フリープラン」を謳っていても、結局最初に営業担当者が持ってきたプランからほとんど変更できないというハウスビルダーも未だ少なくはありません。

本当の意味で間取りを自由に決められるのか、何パターンくらい図面を出してもらえるのかなどを、契約前にしっかり確認しておきましょう。